レシピRecipe
※材料/material
生筋子 二本
塩 適量
醤油 30cc
酒 20cc
みりん 30cc
1、漬けだれを作る/
醤油、みりん、酒の割合は3:3:2です。
まず酒とみりんを火にかけアルコールを飛ばし、
最後に醤油を加え、一煮立ちしたら火を止め冷ましておく。
2、生筋子をほぐす。/
ボールに70℃のお湯を用意してください。(お湯の作り方は下にあります)
【網を使ったほぐし方】鮮度のいい生筋子におすすめ、早いです
ボールの上に網を乗せ、その上で生筋子をほぐします。
生筋子を膜の裂け目から開き、膜が上になるように網に乗せます。
優しく生筋子を網に擦り付けながらほぐします。
大体取れたら膜を網と指で挟み、膜を引きます。
粒が全部取れるまで繰り返してください。
※粒がつぶれないように気をつけてください。
ほぐれたら菜箸で1分ほどかき混ぜてください。
【網を使わないほぐし方】どの生筋子でも大丈夫
生筋子を膜の裂け目から開き、お湯に浸けます。
お湯につけたところを膜から粒を剥がすようにほぐしていきます。
ある程度ほぐせたら、菜箸で大きくかき混ぜます。
こうすると箸に膜が巻きつくので取り除いてください。
取れなくなるまで繰り返します。
3、水で洗う/
ボールのお湯を捨て、水を入れます。
そうすると薄い膜が水の中に浮いてくるので、うわずみを流します。
これを10回ほど繰り返します。
※いくらが流れてしまうのが心配であれば、下にザルをおいてください。
4、水抜き/
いくらが白くなっていると思いますが、水を吸って白くなっているだけなので大丈夫です。
洗ったいくらはザルで水をきり、軽く塩を振ります。
こうすることでいくらが吸った水を出し、臭みもとることができます。
塩振ったら混ぜ、全体に馴染ませます。
ボールにのせラップをして冷蔵庫で1時間ほどおきます。
5、漬けだれに漬ける/
冷蔵庫からいくらを取り出し、タッパーに入れます。
そこに冷ましておいた漬けだれを入れます。
量はひたひたに浸かる程度です。
そのまま冷蔵庫で3時間ほど寝かせて完成です。
そのまま1週間ほど、冷凍なら1ヶ月ほど持ちます。
冷凍する場合は漬けだれごと冷凍し、食べるときには早めに冷蔵庫に移して解凍します。
●70℃のお湯の作り方
熱湯1リットルに水200ccで約73℃になります。
80℃を超えると生筋子に火が通ってしまうので注意してください。
●アニサキスについて
生筋子には、冷凍していないためアニサキスがいることがあります。
アニサキスは70℃で死滅し、60℃でも1分ほどで死滅します。
いくらは何度も水で洗い流すのでほとんどの場合は問題ないのですが、気になる方は参考にしてください。
●鮮度のいい生筋子の見分け方。
鮮度のいい生筋子は、オレンジがかった鮮やかな赤色をしています。
鮮度が悪くなるにつれ、黒みがかった赤のような茶褐色のような色になっていきます。
鮮やかな色のものを選びましょう。
●生筋子の旬について
お盆明け~9月上旬
いくらがまだ育ちきっていないので粒の小さいものが多いです。
なるべく粒が大きく、鮮度のいいものを選びましょう。
9月中旬~10月上旬
膜が薄くて粒も大きく、一番美味しい時期です。
鮮度のいいものを選びましょう。
10月中旬以降
膜が厚くなってきます。
この時期の生筋子を醤油漬けにすると、漬けだれを吸ってパンパンになり、ピンボン玉のようになってしまいます。
決して失敗したわけではなく、これはどうしても仕方のないことです。
塩漬けにして水分を抜くようにすると美味しく食べられると思います。
プチプチとした食感が好きな人はこの時期の生筋子を選びましょう。